ネットで相談された地域。
場所を詳しく聞いたら、
K子さんの住んでる町だった。
10年以上前から、K子さんが
地元の野良猫の手術の相談を受け、
地道に野良猫を減らすべく手術を続けてきた地域である。
今回の相談は、
妊娠しているように見えるメス猫と
性別不明の黒猫の手術についての
相談だった。
K子さんが知ってる場所かもしれない。
さっそく連絡をとると、
やはり! K子さんが以前、頼まれて
手術捕獲をしたお宅数軒の近くの話だった。
餌をあたえている顔ぶれも即わかった。
相談者以外で、他にもその猫を知っていて
世話をしている人がすぐにわかる。
本当に頼もしいかぎりである。
地域に根をはって、
ひとりかふたり、いわば目付け役が存在するだけで、
問題にすぐ対処出来る。
ありがたいことだ。
K子さんが長年、続けていたことが
こんなかたちで、後に続く人たちの役にたち
助けになっていく。
土曜日、相談者のYKさんと会い
K子さんとともに、他にも餌をあげているお宅に
話をしにいった。
メス猫に関しては、一軒のお宅が
資金提供を申し出てくれて、
他の黒猫オスに関しても、
居着いているお宅のご主人が、
「手術費用は出します。
よかった。 捕まえることが出来ないので
助かりました」と言ってくださった。
さて・・・
何も問題なく終わるはずのことが、
生き物を扱っているとすべて順調とは
いかないもの。
黒猫のオスが手術の際、
ひどい尿道結石になっていることが判明。
獣医さんが麻酔中にカテーテル洗浄を
やってくださったのだけれど
今後しばらくは療養食を食べさせなければ
いけない。
きょう、優しかったご主人のお宅に
手術後の黒ちゃんを連れて行ったところ
ご主人は、不在、
お財布を持った奥さんが出てきた。
意外にも不満そうな面持ちである。
そして、面倒をみてもいない猫の
手術費用をなぜ払わなきゃいけないのか?
的な話をくどくどとするのである。
ご主人とのやりとりを説明をすると
「家族で意見が違う」と言う。
家族の中でよくお話し合いしていただかないと
私達に言われても困ると告げたところ
「ボランティアの人が家の前に餌を
置きっぱなしにしたことで
猫が居着いた」とお怒りモード。
ボランティアの人というのは、どうして
わかったのか? 置手紙して迷惑してるむね
伝えたらどうなのか?
(というより、手術費用出したくないのか?
出してもいいけど、文句を聞いて欲しいのか?
財布持ってるのは支払おうとしてるんじゃないのか?)
上記( )以外のことを私が訊ねたら(笑)
K子さんにむかって
「あなたが餌やってたじゃないですか」
などと言いがかりをする始末。
事実無根なことを言われたK子さんは、
憤懣やるかたない思いにおちいったことだろう。
そうこうしているうちに温和なご主人が
戻ってきた。
すると、奥さん、
「とにかく野良猫が増えないように
協力します」と言って、
お財布の口をあけた。
なんだろね。
やり場のない憤りをぶつけたい気持ちも
わからないでもないけれど
気持ちよくお互いの真心を理解し、
謙虚に感謝しあえば笑いあって
終わることなのに。
こういう人が地域にいるのが世の常だ。
精進 精進。

結石の黒猫くん。
週末、
『ご飯あげている方にフード提供します』の
ビラをポスティングして対処する予定。