2017年01月20日

城南島へ

以下のような相談が舞い込んだ。

区内のある公園で、
ーお子さん(小学生)が植え込みの中に
 息絶え絶えで横たわってる猫を見つけ、
 お友達とともに保護し連れ帰って来た。
 公的機関に相談し、引き取ってもらったが、
 センターに入ったら、殺処分になる可能性を知り、
 なんとか期限内に猫の管理者を探しているとの話だったー

聞くと片耳にV字カットがあるとのことなので
手術を施された飼い主のいない猫だ。

センター職員に、「餌を与えてる人を見つけ
その人が引き取る手続きをしないと出せない」と
言われたらしい。

私は、
☆餌をあげてる人を見つけ出せたとしても
 猫を引き出す協力を得られるかどうか難しい
☆私でも、引き出させるけれど、引き出したあと
 何が出来ますか?
等を確認した。

相談者のOさんは、
自宅で保護は出来ないけれど、とにかく
殺処分にするのは、避けたい、
そして、お子さんの思いをくんであげたいと
熱心にお話された。

子供が触れるほどに衰弱していたのなら、
引き取って獣医に入院させても、もたないかも・・・と
思い、『今後の保護場所』を今、案じていても
しょうがないかもと思い、
まずはセンターに電話をしてみた。
すると、もう意識もない、かろうじて浅く息をしているけど
時間の問題とのことだった。
ならば、せめて暖かい場所で、
人の中で
看取ることだけしてあげたい。
Oさんも、賛成してくださり、

18日、午後いちで城南島へ
相談者のOさん、地元で外猫のお世話をしてるHさんと
ともに行くことにした。
午前中、SNSでその旨を書いたところ、
なんと島根のボランティア:Nさんが、
たまたま東京に来ていて
午後、時間が空くので車で送迎します
と連絡をくださった!
ありがたいことです(涙)

Nさんに最寄り駅まで迎えに来ていただき
城南島センターへ。
猫は、かろうじて息をしており
カイロの入ったキャリーに寝かせ
世田谷の獣医師へ向かった。

Hさん、Nさん、
駆けつけてくださった心優しい人達。
感謝でいっぱいです。

猫の仮名は、くらちゃんとした。
すでに動けるような状態でなく、
意識不明、目も開いたまま、
ぐったりとした状態。
体温もかなり低くなっていた。
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静脈点滴を繋ぎ、次の日の夜、
Oさんから「きょう面会に行って体を触ったら
すこし暖かく感じたので希望がもてるかも」と
電話をいただき、
夜、遅く、院長からも
「明日、血液検査をしてもいい?」とメールがきた。

くらちゃん、がんばってるんだ。
と祈るような気持ちだった。

20日、早朝、
院長から
「やっぱり亡くなってしまったよ」とメール。

Oさん、Hさんに連絡し、
夕方、獣医で待ち合わせした。
Oさんのお子さん、一緒に猫を見つけたお友達も
来ていた。
みんなで、お花をくらちゃんの箱に供え、
手を合わせてお別れをした。
院長も一緒にお弔いをしてくれた。
私が、子供達に
「助けてくれてありがとね。
 残念だったけど、猫もありがとうって
 思ってるよ。 恩返ししてくれるよ」と
言ったら、
みんな、それぞれ
「僕には、恩返しないと思う」とか
「うちにも犬がいるから」とか
つぶやきながら目をとじ手を合わせ
Oさんのお子さんが持参した赤いリボンを
くらちゃんの首に結んでくれた。

悲しい結果だったけれども
猫を通じて知らない人同士、子供達が
思いやりの心で出会い、成し遂げる。
こういったことの繰り返しが、
平和への道なんだとぼんやり思った。

くらちゃん、ありがとう。
みんな ありがとう。
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ニックネーム TINA at 23:31| Comment(0) | 動物ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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